《目次》
日々水回りの掃除をしていても、ついつい忘れてしまいがちな蛇口の掃除。
気づけば蛇口周りに白い汚れがびっしり...なんてこともありますよね。
蛇口の汚れは、放置するとこすっても落ちない頑固な汚れへと変化します。
今回は、蛇口掃除の方法や、きれいな状態を保つコツをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
蛇口についた汚れの種類と原因は?
蛇口につく汚れは、次の3種類に分けられます。
・水垢
・カビ
・油汚れ
それでは、詳しくみてみましょう。
水垢
蛇口の周りに白くみられる汚れは「水垢」です。
水垢は、水に含まれるミネラルが固まることでできます。水自体は蒸発しますが、ミネラルは結晶としてそのまま残ってしまいます。
この結晶を放置することで、頑固な水垢へと変化します。
カビ
蛇口に発生する黒い汚れは、「黒カビ」です。
蛇口は水分が溜まりやすく、カビが繁殖しやすい環境です。
カビは80%程度の湿度、20〜30度程度の温度を好みます。
私たちが日々過ごしている室温に加え、水回りは水分で湿度が高くなりがちなので、どうしてもカビが繁殖しやすくなってしまいます。
カビは放置するとアレルギーなどの原因になりますので、気付いたら早めの対処を心がけましょう!
油汚れ
手垢などの皮脂汚れや、食用油が飛び散った跡も、蛇口の汚れの原因です。
料理中に飛び散った油汚れを放置して、汚れが落ちにくくなった経験がある方も多いのではないでしょうか?
油がついたまま放置すると、頑固な汚れやカビに変化してしまいます。
蛇口だけではなく、キッチン周りで油が飛び散った際は掃除を後回しにせず、すぐに拭くようにしましょう!
【水垢汚れ】クエン酸で簡単掃除
水垢の掃除には、「クエン酸」が効果的です!水垢はアルカリ性の性質を持っているため、反対の性質を持つクエン酸を使って落としましょう!
用意するもの
・クエン酸
・水
・キッチンペーパー
・ラップ
・雑巾
・メラミンスポンジ
手順
①クエン酸水を作る
クエン酸小さじ1杯に200mlの水を混ぜてクエン酸水を作ります。
②蛇口にクエン酸を浸透させる
キッチンペーパーにクエン酸を吹きかけて、汚れがついた蛇口全体に貼っていきましょう。
貼ったあとに、さらにクエン酸を吹きかけると効果がUPしますよ。
③ラップを巻いてパックする
キッチンペーパーの上からラップを巻いてパックしましょう。キッチンペーパーの乾燥を防ぎ、クエン酸が浸透しやすくなりますよ。
④1時間放置する
ラップを巻いたら、そのまま1時間放置します。
⑤こすって汚れを完全に落とす
時間がたったら、キッチンペーパーをはがします。
そのまま貼り付けていたキッチンペーパーで、蛇口全体をこすりましょう。
クエン酸の効果で水垢がゆるみ、落としやすくなります。
⑥水でクエン酸を流し、乾拭きする
最後に水でクエン酸を流し、乾いた雑巾で乾拭きしたら完了です。
【黒カビ】重曹とクエン酸を使った掃除方法
黒カビは「重曹」と「クエン酸」の中和反応を利用して落としましょう。アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が合わさることで、炭酸ガスが発生します。この炭酸ガスがカビを浮かせて落としやすくします。
この炭酸ガスは無害なので、安心してくださいね!
それでは、詳しい手順をみていきましょう。
用意するもの
・クエン酸
・重曹
・水
・使い古しの歯ブラシ
・ぞうきん
手順
①クエン酸水を作る
クエン酸小さじ1杯に200mlの水を混ぜてクエン酸水を作ります。
②蛇口にクエン酸を吹きかける
汚れている蛇口の部分に、クエン酸水を吹きかけます。クエン酸水が滴るくらい、多めに吹きかけてOKです!
③歯ブラシに重曹をつけてこする
使い古した歯ブラシに重曹をつけ、クエン酸スプレーをした部分をこすりましょう。
小刻みにブラシを動かすと、汚れが取れやすいですよ。
④カビを落とせたら、水でクエン酸と重曹を落とす
しっかりとカビを落とせたら、水でクエン酸と重曹を流していきましょう。
最後はぞうきんで蛇口全体を拭けば完了です。
【油汚れ】重曹を使ってピカピカに!
手垢や食用油汚れは「酸性」の性質を持っているため、アルカリ性の性質を持つ「重曹」を使って落としましょう。
それでは、詳しい手順をみていきましょう!
用意するもの
・ぞうきん
・重曹
・お湯
手順
①重曹水をつくる
40〜50度程度のお湯に、小さじ1杯の重曹を入れて重曹水を作りましょう。
②汚れに重曹水を吹きかける
スプレーボトルに重曹水を入れ、油汚れが気になる部分に吹きかけましょう。
③ぞうきんで汚れを拭き取る
ぞうきんで、重曹水を吹きかけた汚れ部分を拭き取ります。油汚れを落としきれなかった場合は、さらに重曹水を吹きかけましょう。
④水で洗い流す
油汚れが十分に落ちたら水で洗い流し、最後は乾いたぞうきんで拭きましょう。
手順は以上です。とっても簡単ですよね!
重曹は様々な汚れに使える万能アイテムなので、1つ持っていると便利ですよ〜!
吐水口の掃除方法は?
蛇口の掃除で忘れがちなのが「吐水口」です。
汚れが見えにくい部分ですが、実は真っ黒な汚れが溜まっている場合があります。水が出てくる部分なので、きれいにしておきたいですよね!
それでは、詳しい掃除方法をみていきましょう!
用意するもの
・重曹
・クエン酸
・使い古しの歯ブラシ
・水
手順
①重曹でこする
使い古しの歯ブラシに重曹をつけ、黒い汚れの部分をこすります。
②クエン酸水につける
水垢掃除の際に使ったクエン酸水を、蛇口が入る大きさの容器に入れます。
その中に蛇口をつけましょう。
①の手順でつけた重曹は落とさずそのままクエン酸水に入れましょう。
③歯ブラシでこする
重曹とクエン酸が合わさり泡が発泡したら、さらに歯ブラシでこすりましょう。
④水で洗い流して、乾拭きする
汚れがしっかり落ちたことを確認して、水で洗い流しましょう。
最後は乾拭きして完了です!
蛇口の汚れを防ぐためには?
蛇口の汚れを防ぐためには、こまめに水分を拭き取ることが大切です。
水滴が残らないように、料理や洗い物が終わった後はささっと拭き取りましょう。
毎日乾拭きする習慣をつけることで、蛇口をピカピカの状態に保つことができますよ!
こまめに拭くのが面倒だという方は、フッ素コーティングもおすすめです♪
フッ素樹脂の皮膜で素材を覆うことで、表面を滑らかにして、水垢や汚れ・カビがつくのを防いでくれますよ。
まとめ
今回は蛇口掃除の方法や、きれいな状態を保つコツをご紹介しました。
汚れ別で掃除方法を解説しているので、ご自宅の蛇口の状態を見て、ぜひ試してみてくださいね!