お風呂の換気扇...いつの間にかホコリが溜まっていませんか？

天井に設置されていたり壁の高いところに設置されていることが多く、掃除がしにくいため、後回しにしてしまいますよね...。

私も換気扇の真ん中が黒ずんでいることに気づきながら、掃除を後回しにしていました...。

しかし、換気扇の汚れを放置してしまうと、換気効率が悪くなってしまい、ホコリやカビを撒き散らす可能性があります...！

そこで今回はお風呂の換気扇掃除の方法をご紹介します。

換気扇汚れの原因とは？

お風呂の換気扇に溜まる汚れは、主に2つあります！

ホコリ

換気扇は浴室内にこもる湿気を外に逃がす役割を果たしていますが、湿気と一緒にホコリや空気中の汚れも吸い上げています。

そのため、必然的に換気扇にはホコリが溜まってしまいます。

換気扇にホコリが詰まることで、換気の効率が悪くなったり、変な音がする原因になります。

カビ

吸い上げたホコリなどの汚れが換気扇内に溜まり、その汚れを養分としてカビが繁殖してしまいます。

カビ汚れがあることを知らずに放置してしまうと、カビだらけの換気扇を回してカビを撒き散らすことに...！

特に浴室乾燥機能の付いている換気扇は、換気と乾燥能力が低下してしてしまうとカビが生えやすいので、要注意です。

掃除前の注意点

換気扇の掃除は感電などに注意する必要があります。安全に作業するためにも、3つの注意点をしっかりと押さえておきましょう！

掃除前に必ず電源を切る

ケガや感電を防ぐために必ず電源をオフにして、ブレーカーを落としてから掃除を始めましょう。

ゴム手袋・マスクをつける

口や鼻からホコリを吸い込まないようにマスクを着用しましょう。

また、換気扇の内部に鋭利な金属のパーツが組み込まれていることもあるため、手を怪我しないようにゴム手袋も着用しておくと安心です。

本体に水分をかけないようにする

お風呂の換気扇は精密な電気機器のため、水分が故障の原因となることがあります。

水洗いをしたり、洗剤を直接吹き付けるのは絶対にやめましょう。

外したパーツを水洗いした場合は、しっかり乾燥させてから元の通りに組み立てます。

アルカリ性・カビ取り剤は使用しない

アルカリ性の洗剤やカビ取り剤の使用はNGです。樹脂の部分が変色したり痛んでしまう可能性が高いので薄めた中性洗剤を使いましょう。

換気扇の掃除方法

お風呂の換気扇の汚れについて説明した上で、早速換気扇の掃除に取り掛かりましょう！

手順

1.ブレーカーと電源を切る

掃除を始める前に必ずブレーカーと電源を切りましょう。

2.化粧パネルを取り外す

まず、化粧パネルと呼ばれている換気扇表面のカバーを取り外します。

次に化粧パネルをつかみ、そのまま下に引くと両脇にV字状の針金が見えるようになるので、片方ずつつまんで本体から抜くように外します。

メーカーによっては化粧パネルの下にカバーやフィルターが取り付けられている場合があります。製品によって取り外し方が異なるので、メーカーの取扱説明書に従って取り外してください。

3.化粧ファン（筒状の羽根）を取り外す

メーカーによって取り外し方が異なるので、取扱説明書や本体に記載されている注意書きを見ながら本体から外しましょう。

化粧ファンが外れない場合は外さずに掃除しましょう。無理に外そうとすると換気扇の故障や怪我の原因につながります。

4.化粧パネルを洗う

化粧パネルは、キッチン用の中性洗剤を染み込ませた布で拭き、汚れを落とします。

洗い終わったら洗剤が残らないように乾いた布でよく拭いてください。

汚れが落ちない場合は、キッチン用の中性洗剤3mlを入れたぬるま湯に30分〜1時間ほど浸しましょう。

時間が経ったら水洗いし、乾いた布で水分をよく拭き取ってください。

5.ドラム（本体）を掃除する

ドラムは、天井に埋め込まれている換気扇の本体のことです。本体の内部にもホコリが付着しているのできれいに掃除しましょう。

竹串や割り箸を使ってホコリを掻き出すように掃除します。この時、掃除機をドラム内に入れてホコリを吸引しながら作業すれば、浴室をあまり汚さずに掃除ができますよ。

6.外したパーツを取り付ける

取り外した手順と逆の手順で取り付けていきます。

化粧パネルはV字の針金をつまんで、本体の差し込み口に針金の先端を引っ掛けます。

これを片方ずつ行い、両方しっかりはまったら化粧パネルを天井に密着するまで押し付ければ完了です。

7.換気扇の動作を確認

換気扇の掃除が終わったら、必ず正常に動くかどうかチェックしましょう。

ブレーカー、電源の順にスイッチを入れ、異常がなければ無事お掃除終了です。

もし「変な音」がしたり、「動かない」といった不具合があった場合は、もう一度ブレーカーと電源を切って換気扇のパーツが正しく取り付けられているか確認しましょう。

換気扇汚れの予防法

少し大変なお風呂の換気扇掃除ですが、できるだけ楽に済ませたいですよね。

そこでお掃除頻度を減らすための予防法を3つご紹介します。

換気扇フィルターを使用する

お風呂の換気扇を清潔に保ちたいなら、フィルターを取り付けるのが簡単でおすすめ！

湿気の多い場所なので、抗菌や抗カビなどの加工がされているフィルターが良いです。

定期的にフィルターを交換しておけば、換気扇掃除の頻度がぐんと少なくなりますよ。

掃除機でホコリを吸い取る

換気扇フィルターを使用しない場合や、フィルター交換時にホコリが気になる場合は、換気扇についたホコリを掃除機で吸い取りましょう。

湿度の高いお風呂の換気扇についているホコリは、すぐに固まってしまいます。お風呂場回りを掃除機がけするついでに、こまめに掃除することが大切です。

フィルター掃除をこまめに行う

浴室乾燥付きタイプの換気扇の場合、ほとんどのフィルターが取り外せます。

フィルターを引き出して直接掃除できるので、汚れが溜まる前にお手入れしてあげましょう。ホコリだけなら、掃除機で吸った後に、お湯や水で洗い流すだけでも、十分きれいになります。

カビが発生している場合は、健康のためにも、早めにカビ取りを行いましょう。フィルターが汚れていると、浴室乾燥機能の低下にもつながります。

まとめ

今回はお風呂の換気扇掃除の方法についてご紹介しました！

実際のお掃除は簡単ですが、取り外し・組み立ての作業が案外大変ですよね...。

手間のかかる掃除の頻度を高めないためにも、予防することが何より大切です！

換気扇をいつでもキレイな状態にして、お風呂場を快適な空間にしましょう。