《目次》
お部屋の空気の循環や、キッチンで料理をする時に活躍してくれる換気扇。
お部屋に臭いや煙が溜まらないようにしてくれる便利なものですが、皆さんはちゃんと換気扇を掃除していますか?
夏場は換気扇の掃除にもってこいの季節なので、しばらく掃除をしていない方は今年の夏に済ませちゃいましょう!
汚れた換気扇を放置してはいけない理由
換気扇が汚れているのかどうかは、フィルターを外して見てみない限り気付きにくいですよね。
「換気はできているから放っておいて良いや」なんて考えていると後悔するかもしれません。
換気扇の掃除を怠ってはいけない理由をご紹介するので、掃除を後回しにしている方は要チェックです!
理由1:カビや雑菌が繁殖するため
換気扇の掃除を怠ると、換気扇そのものにカビや雑菌が繁殖してしまいます。
料理で油を使用することは多いと思いますが、この油が蓄積すると、雑菌などが繁殖しやすくなってしまうのです。
カビや雑菌が潜んでいるかもしれない換気扇の真下で料理をするのは恐ろしいですよね...。
理由2:換気が不十分になるため
換気扇が汚れていると、換気能力が低下してしまいます。
私はキッチンの換気扇の掃除を3年間怠ってしまい、料理をした際お部屋に煙が充満してしまいました...。
そこでやっと換気扇を掃除したのですが、油汚れがべっとりついてシロッコファンが外れず、かなり苦労しました(汗)
このような状態になる前に掃除をしておくと、「ファンが油汚れで外れない」といったトラブルは避けられると思います!
理由3:電気代が高くなるため
換気扇が汚れていると、キレイな換気扇と比べて回す時間を増やさなければ十分に換気をすることができません。
換気扇を回す時間が長くなれば、当然電気代も高くなります。
数円の差かもしれませんが、塵も積もれば山となるので早めに掃除することをオススメします...。
理由4:換気扇が故障するため
油などの汚れがつくことで、ファンの回転バランスが悪くなり、故障の原因や音がうるさくなることもあります。
換気扇は水分なども吸ってしまうため、塗装部分から腐食が始まってしまいます。
長期的に見れば故障までのスパンが短くなってしまうため、家計にもかなり痛手でしょう...。
シロッコファンの掃除方法
まずはキッチンにあるシロッコファンの掃除方法からご紹介します!
プロペラファンの掃除方法をご覧になりたい方は【目次3】にジャンプしてください!
掃除に必要な道具は次の通りです↓
・新聞紙
・アルカリ性洗剤(油汚れ用)or重曹or中性洗剤(油汚れ用)
・スポンジ
・古い歯ブラシ
・雑巾
・ゴム手袋
・45L のゴミ袋2枚(シロッコファンが十分に浸かるサイズ)
フィルターとファンを外す
まずは汚れ対策として新聞紙をキッチンと床に敷いておきます。
換気扇の電源プラグを抜き、換気扇のブレーカーだけを切っておきましょう。
フィルターとカバーを外し、ファンの中心にあるネジを回して外します。
もし、中心のネジが固まって回らない場合は、ドライヤーを使って3分間温めてから回してみてください!
ネジが外れたらシロッコファンを取り外し、お手入れをしていきましょう。
ファンを浸け置きする
2枚に重ねたゴミ袋をシンクの中に広げ、その中でシロッコファンを浸け置きしていきます。
油汚れで手がギトギトになってしまわないよう、ゴム手袋をつけて作業をするようにしてください。
細かな部品も一緒に浸け置きしたい人は、水切りネットに入れて口を縛ると部品をなくす心配がないためオススメです!
浸け置きに使う洗剤は油汚れ用のアルカリ性洗剤や中性洗剤などがあります。
塗装剥がれの心配がないものはアルカリ性洗剤や重曹、塗装が剥がれてしまうものには中性洗剤を使って浸け置きするようにしましょう。
KAO マジックリンハンディスプレー 400ml
45〜60℃くらいのお湯をシロッコファンが完全に浸かる程度の量で用意します。
アルカリ性洗剤を使う場合、シロッコファンにたっぷりと洗剤を吹きかけてからお湯に20〜30分浸けます。
重曹を使う場合は、お湯1Lあたり大さじ2~3杯溶かし、30分程度浸け置きしましょう。
中性洗剤を使う場合は、お湯10Lあたり中性洗剤を100ml溶かし、30分ほど浸け置きします。
汚れがしぶといときは、浸け置きする時間を少し伸ばしてみましょう!
ファンの汚れを落とす
浸け置きで汚れを浮き上がらせたら、ファンの汚れを落としておきます。
スポンジや古い歯ブラシなどを使ってファンを擦り洗いしましょう!
広い範囲を擦るのはスポンジ、細かい部分は歯ブラシのように使い分けると効率的に掃除ができるのでオススメです!
シロッコファンの羽部分は間隔が狭いため、歯ブラシの毛をカットして使用すると擦りやすくなりますよ!
キレイになったらお湯ですすぎ、洗剤を残さないようにしましょう。
すすいだ後はしっかり乾燥させるのを忘れずに。
パーツを元に戻す
ファンの汚れを落とし、パーツを乾かしていきます。
基本的には自然乾燥ですが、急ぎで換気扇を使用したい場合はクロスなどを使って拭いても大丈夫ですよ。
最近ではレンジフードもエアコンと同様にお掃除機能付きがあり、10年間お手入れが不要なものもあります!
パーツが乾いたら、元通りになるように元に戻しましょう。
プロペラファンの掃除方法
続いてプロペラファンの掃除方法をご紹介します。
プロペラファンの掃除で用意するものは次の通りです!
・お湯適量(40〜50℃)
・ゴム手袋
・30L以上のゴミ袋2
・スポンジ
・酸素系漂白剤(重曹)or中性洗剤
・雑巾
・重曹スプレー(水100mlあたり小さじ1杯)
まずは換気扇の電源を落とし、コンセントを抜きます。
フィルターを外し、プロペラ中心部を時計回りに回して外します。
油でギトギトしている可能性があるため、ゴム手袋をつけて作業しましょう。
次に、フィルターとプロペラが浸かる程度のお湯をゴミ袋に入れ、酸素系漂白剤を混ぜます。
ここでオススメの酸素系漂白剤はオキシクリーンという弱アルカリ性の漂白剤です。
グラフィコ オキシクリーン 500G
油汚れに効果的な漂白剤ですが、アルミ製のものや塗装が剥げているものには相性が悪いため中性洗剤で手洗いしましょう。
1Lに対しスプーン1杯分のオキシクリーンを加え、約3時間浸け置きします!
浸け置きしている間に、換気扇の枠部分を掃除しておきましょう。
雑巾で軽く水拭きでも良いですが、油汚れが目立つ場合は重曹スプレーを使って拭き掃除をするのが効果的です!
カネヨ石鹸 粉末 重曹ちゃんSP500g
浸け置きが終わったら、フィルターとプロペラを水洗いしスポンジで残った汚れを落としていきます。
洗い終わり、しっかりと乾燥させたら部品を戻し、掃除完了です!
プロペラをつける軸棒には潤滑剤が塗られており、潤滑剤が切れてしまうと取り外しができなくなるため掃除のついでに足すのがオススメです。
自分では手に負えないと感じたら
換気扇の掃除頻度は3〜4ヶ月に1回が望ましいとされています。
しかし、そんなに掃除が必要とは知らず何年も放置している方がもしかしたら、いるかもしれません。
年季が入った汚れは想像以上にしぶとく「これじゃあ自分で掃除は無理そう...」と感じたら、業者に掃除をお願いする方法もありますよ。
専用の洗浄液や道具を駆使して隅々までキレイに掃除してくれるので、換気扇の掃除が面倒な方にもオススメです!
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まとめ
換気扇の掃除を怠ると様々な問題が発生してしまいます。
望ましいとされている3〜4ヶ月に1回の掃除頻度を守っていれば、今回ご紹介した掃除方法よりもかなり簡単に掃除が済むはずです。
換気扇の掃除を行い、清潔なキッチンで家族に料理を振る舞いましょう!