《目次》
畳は心が落ち着き、「洋室よりも畳がある和室が好き」という方も多いのではないでしょうか?
でも、畳はフローリングよりも掃除が大変そうなイメージがありますよね。汚してしまうときれいにするのが大変ですが、普段は簡単なお掃除で問題ありません!
今回は、畳の基本的な掃除方法や掃除をする際の注意点をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね〜!
畳掃除の3つの基本
畳に使われているイグサという素材には、吸湿性や消臭効果など優れた機能があります。しかし、掃除方法や扱い方を間違えると傷をつけたり痛めてしまう可能性があります。
それでは、畳掃除の3つの基本についてご紹介します。
①畳の目に沿って掃除する
畳を掃除するときは、畳の目に沿って掃除することを心がけましょう。流れに逆らって掃除をすると、畳が傷ついたり、目の隙間にゴミが挟まってしまいます。
掃除機やほうきを使う際は、必ず畳の目に沿って行うことを心がけましょう。
②畳1畳につき45秒〜60秒ほど時間をかける
畳を掃除するときは、時間をかけてゆっくりと行うことが大切です。掃除機やほうきを何度も往復するのではなく、急がず丁寧に動かしましょう。
掃除機を使う場合は、一定のスピードを保ちながらゆっくり動かします。ほうきを使う際は、小刻みに掃くとゴミを掻き出しやすくなりますよ!
③最後は乾拭きで仕上げる
掃除機やほうきを使ってゴミを掻き出したあとは、雑巾で表面の皮脂汚れなどを落としましょう。
畳は水分に弱いため、基本的には乾いた雑巾を使います。どうしても汚れが気になる場合は、固く絞った雑巾で水拭きし、最後は必ず乾拭きで仕上げましょう。
畳の湿度が高くなると、カビの原因になってしまうので気をつけてくださいね!
畳の汚れがひどい場合の対処法
畳の日常掃除は、目次1でご紹介した3つの基本を守れば、掃除機やほうきで簡単に行うことができます。
しかし、畳に飲み物をこぼしてしまったり、カビやダニが発生した場合はどうすればいいのでしょうか?
それでは、詳しい掃除方法をご紹介します。
飲み物や調味料をこぼしてしまったとき
畳に飲み物や調味料をこぼしてしまったときは、塩で汚れを取りましょう!
用意するもの
・塩
・ティッシュや乾いたタオル
・掃除機
・固く絞った雑巾
・使い古しの歯ブラシ
手順
①こぼした液体をすぐに拭き取る
ティッシュや乾いたタオルでこぼした液体を拭き取ります。
液体を放置すると、畳にシミが残ってしまうので気をつけましょう。
②汚れに塩を振りかける
液体をこぼした部分に塩を振りかけましょう。
塩が湿ってくるまでしばらく放置します。
③歯ブラシで汚れをこすり落とす
塩が湿ってきたら、畳の目の流れに沿って優しくブラシでこすります。
④掃除機で塩を取り除く
掃除機で塩を吸い取りましょう。
⑤固く絞った雑巾で拭く
最後は水で濡らして固く絞った雑巾で拭き取ります。
手順は以上です!
液体をこぼしてから時間が経ってしまうと、完全にきれいにするのは難しいです。
シミが残らないうちに、素早く対処しましょう!
畳にダニが発生したとき
ダニは高温多湿の環境を好みます。湿気を吸収しやすいイグサでできている畳は、ダニが繁殖しやすい場所の1つです。
ダニは乾燥に弱いため、発生したときはまず「乾燥させる」ことが大切です。
ダニが発生した畳を取り外し、天気がいい日に外に出して乾燥させます。
畳を取り外すのが不安な方は、業者に依頼するのも1つの手ですよ!
畳にカビが生えてしまったとき
畳は湿気を吸収しやすいため、掃除を怠るとカビが生えやすいです。
畳にカビが発生した場合は、消毒用エタノールを使いましょう!
カビが生えた部分に消毒用エタノールをスプレーし、20分ほど放置します。そのあとは、スプレーした部分を乾いたタオルで拭き取ります。最後はしっかりと乾燥させましょう!
畳が日焼けしてしまったとき
日当たりのいい和室の場合、畳が日焼けして変色してしまう場合があります。色が変わってしまったときは、「クエン酸」または「お酢」を使いましょう。
クエン酸やお酢は酸性の性質を持っており、畳の変色を戻す効果があります。
掃除機やほうきで畳の上のホコリを取り除いたら、ぬるま湯で10倍に薄めたクエン酸またはお酢で水拭きします。
拭いたあとは、乾拭きでしっかりと水気を取りましょう!
畳掃除の3つの注意点
次に、畳掃除の際に気をつけたい3つの注意点をご紹介します。
重曹を使わない
100満ボルトのお掃除記事でも大活躍の「重曹」ですが、畳掃除には使用厳禁です!重曹はアルカリ性の性質を持っているため、畳を黄色く変色させてしまいます。
また、成分が残ると黒い斑点のようなシミが残ってしまいます。
きれいな状態の畳を保つためにも、畳掃除に重曹を使うのは避けましょう!
カビ取り剤や漂白剤を使わない
畳にカビが発生した際に、カビ取り剤や漂白剤を使いたくなってしまいますよね。しかし、これらは漂白作用が強すぎるため、畳を変色させる恐れがあります。
カビが発生した際は、消毒用エタノールを使いましょう!
ロボット掃除機を使わない
ルンバなどのロボット掃除機は、自動で掃除してくれるため便利ですよね。しかし、畳の上では使用NGです!
ロボット掃除機はランダムな動きをするため、畳の目の流れに沿って動いてくれません。
流れに逆らって掃除機をかけると畳を痛めてしまうので、畳を長く使うためには一般的な掃除機やほうきを使いましょう。
今オススメしたい「和紙畳」をご紹介!
100満ボルトでは、和紙畳の販売を行っています♪
「和紙畳」とは一般的に畳に使われるイグサを使わず、細長くより合わせた和紙を編み込んで作る畳です。
和紙畳は耐久性が高くイグサ畳よりも長持ちする点や、変色しにくく新品の状態が長く続く点もポイントです!
イグサに比べて高価にはなりますが、ダニやカビが発生せず、お掃除も簡単ですよ!
詳しくは、こちらをチェックしてくだいね〜!
まとめ
今回は畳の基本的な掃除方法や掃除をする際の注意点をご紹介しました。畳を掃除するときは、「目の流れに沿うこと」「湿気に注意すること」が大切です。
畳をきれいな状態で長く使うためにも、今回ご紹介した掃除方法を参考にしてみてくださいね!