《目次》
熱帯魚や金魚を飼っているその水槽...緑色に汚れていませんか?
水槽は放置すればするほど、汚れやカビが発生し魚へ悪影響を与えてしまいます。
ただ、「水槽の掃除ってどうやるの?」「どうしたら水槽を綺麗に保てる?」などと疑問に思ったことはありませんか?水槽の掃除は手順とコツを知らないと、とても面倒な作業になってしまいます...。
そこで今回は、スムーズにできる水槽の掃除方法やアイテムについてご紹介していきます!
なぜ水槽が緑色に?原因と対策方法とは?
水槽が緑色になるのは水が緑色になる場合と、水槽のガラスに汚れがつく場合の二通りあります。
水が緑色=藍藻(らんそう)
水が緑色になる原因として挙げられるのは、藍藻(らんそう)というヘドロ状や膜状になっているコケです。
藍藻はエサのあげすぎや水の流れ、水草の状態が悪いと発生します。成長スピードが速く、臭いや毒素を発生させる厄介なコケです。
放置すればするほど掃除が大変になるので、見つけたらすぐに掃除しましょう。
水槽が緑色=茶ゴケ・珪藻(けいそう)
水槽のガラスに付着する汚れは、茶ゴケ・珪藻(けいそう)と呼ばれるコケの一種です。
水槽を買ったばかりの水質が不安定な時に発生しますが、水槽内に植物があるとほとんど発生しなくなります。
水槽を買ってしばらく経った後に発生してる場合は、魚のフンから出る物質に集まって茶ゴケができています。
水槽掃除する時のポイント
熱帯魚や金魚は水などの環境変化に敏感です。掃除のポイントを押さえておかないと魚が体調不良になったり最悪の場合、死んでしまう可能性もあります...!
水槽掃除の前に大事なポイントをしっかり知っておきましょう。
1. 魚は水槽に入れたまま掃除する
「掃除しにくいから魚を他の場所に移そう...」と魚を網ですくうと、それだけで体表が擦れて傷つけてしまうことがあります。
さらに別の容器に隔離されることで、ストレスになることも少なくありません。
また、掃除が長引くと水槽と隔離先で水温が変わるため、水温変化による負担をかけてしまう可能性もあります。魚は繊細な生き物なので、十分に注意を払い掃除に取り掛かりましょう。
2.水は全部入れ替えない
全て新しい水に入れ替えてしまうと、魚たちはPhショックを起こしてしまいます。
これは急激な水質の変化に対応できずショックを起こしてしまうことです。Phショックが起きてしまうと、突然死してしまう可能性があります。
魚の負担を減らすためには1/3程度の水に入れ替えると良いです。
水槽掃除の方法とは?
掃除のポイントを理解したところで早速、水槽掃除に取り掛かりましょう!
- メラミンスポンジ
- スクレーパー
- プロホース
- いらない歯ブラシ
- 水を注ぎやすいバケツ
1.水槽のコケ掃除
ごびりついて取れないコケはスクレーパーでかき取とり、メラミンスポンジを使いコケを拭き取っていきます。
アクリル水槽の場合、水槽が乾いている状態でメラニンスポンジを擦ると強い摩擦が生じ、水槽を傷つけてしまいます。
アクリル水槽でメラニンスポンジを使用する際には、必ず水中で擦るようにしましょう!
コケの汚れは水質を綺麗にしてくれるプランクトンが含まれていることもあります。
鑑賞する時に気にならない程度に汚れが落とせていればOKです!
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2.水草の掃除
汚れが少ない場合は、水槽内でブラシを使って磨くだけで大丈夫です!いらない歯ブラシを使うのがおすすめです。
汚れが目立つ場合は水槽から出して、ゴシゴシこすり洗いしましょう!
3.底砂の掃除・水抜き
底砂掃除、水抜きに欠かせないアイテムがプロホース。このアイテムを使えば掃除機をかけるような感覚でとても簡単に底砂掃除ができます!
プロホースは水を抜くためのアイテムで、高い位置にある水槽から低い位置にあるバケツにホースを使って道を作ることで、自動で排水できます。
そのため、砂底の掃除と水抜きを同時に行うことができます!
まず底砂に差し込み、フンや汚れなどを吸い取りましょう!プロホースで汚れを吸い取っていると、水槽内で汚れが舞い上がり水が濁ってきます。
汚れを吸い取ると同時に濁った水はバケツの中に流れ出ます。バケツへ移した水は、お風呂場や排水溝へ捨ててください!
掃除の頻度は大体数ヶ月に1回で大丈夫ですよ!
水の汚れが激しい場合は換水の量を増やしますが、どんなに多くても一度に抜く水量は50%を超えないようにご注意ください。
それ以上抜いてしまうと、水質の変化につながり、魚たちに悪影響を与えてしまいます。
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4.水道水のカルキ抜きをする
まず、水道水を水槽へ注ぐ際は「カルキ抜き」という作業をする必要があります。
カルキとは水道水に含まれている塩素で、人間にとってはなんら影響がない量ですが、魚にとっては大きな害になります。
カルキ抜き液を使うことで簡単に水槽用の水が作れますよ!規定量を混ぜて3分程でカルキを中和してくれます!
カルキの含まれていない「ミネラルウォーターを使用しても良いのでは?」と思った方もいるのではないでしょうか?
ミネラルウォーターは種類が多く、熱帯魚の飼育に向いていない水質のものがあるため、使用はおすすめできません。
また、殺菌効果のあるカルキがミネラルウォーターには含まれていないため、水道水と比べて雑菌が繁殖しやすいデメリットがあります。
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5.水を水槽に注ぐ
水を入れる際バケツから注ぎ入れますが、落水地点に片手を添えて、水を分散させるよう静かに注ぐと良いです。底砂が舞ったり、レイアウトが崩れるといったトラブルを防げますよ。
小型水槽や水量が少ないときは水流が強く発生することがあるので、計量カップなどを使用すると、レイアウトを崩さずに静かに注げて便利です!
水槽の汚れを防ぐ工夫3選!
毎回の水槽掃除に手間をかけないための工夫を3点ご紹介します!
掃除が得意な魚を入れる
食べ残しのエサを食べてくれる底物熱帯魚の「コリドラス」やコケを食べてくれる「ヤマトヌエビ」などを入れると、水槽が汚れるスピードがグンと落ちます!
この2匹は水槽の掃除屋さんと言われるほど、水槽をピカピカにしてくれます!しかも可愛らしくて癒されますよ...!
水換えを定期的に行う
一見綺麗な水に見えていても、実は水槽の水は想像以上に汚れているのです。エサの食べ残しやフン、体液などが、水槽の下や砂利の隙間に溜まってしまいます...!
換える水量は1/3程度で2週間に1回のペースで換水してあげると、綺麗な水槽を保てますよ!
エサを入れすぎない
エサを多く与えるとフンが増えて水質悪化が進んだり、食べきれずに残り底砂や水草に溜まってしまいます。そして水に含まれる栄養分が増えすぎて水槽が汚れる原因につながります。
体の大きさにもよりますが、エサは数分以内で食べ切れる量にしましょう。
まとめ
今回は水槽の掃除方法をご紹介しました!
水槽内を綺麗に保つためには、定期的な手入れが必須です。特に水換えは水槽を綺麗に保つ上でとても大事です。魚が健康的に過ごせるよう丁寧に掃除をしてあげましょう!
見た目も美しいアクアリウムを作るために、ぜひ参考にしてみてください!