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みなさん、エアコンの室外機の掃除はしたことがありますか?掃除箇所としてはあまり重要視されない室外機ですが、よくよく汚れ具合をチェックしてみると、真っ黒に汚れている場合があります。室外機が汚れていると、どのようなトラブルがあるのでしょうか?
今回は室外機の掃除の必要性や、自分でできる掃除方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね〜!
室外機とエアコンの関係は?
室外機を掃除しないと「不衛生だ」と持っている方も多いかもしれませんが、室外機と室内機の間では空気のやりとりは行っていません。
エアコンは、お部屋の空気を熱交換器から吸い込み、その空気を吹き出し口から吐き出しています。
そのため、室外機が汚れていても、汚れた空気が室内に送り出されることはありません。
室外機が汚れているとどうしても部屋の中に汚い空気が入ってきているように感じますが、全く関係がないということが分かりますね!
室外機を掃除した方がいい理由は?
上記で室外機が汚れていても衛生的に問題ないというお話をしました。それでは、室外機を掃除した方がいい理由とは、何が挙げられるのでしょうか。
電気代が高くなる
室外機の内部の汚れを放置すると、電気代に影響が出てしまいます。室外機の内部が汚れることで、フィン(熱交換器)がスムーズに稼働せず、冷暖房効果が弱くなってしまいます。
そうすると、エアコンを使っているのに「暖かくない」や「涼しくない」と感じます。その結果、設定温度を高くする(または低くする)ことで、電気代が上昇してしまうことになります。
電気代が高くなるのはかなり痛いですよね...。
少しでも掃除をしてきれいにすることで、スムーズに稼働するようになり、少ない電力で大きく室温を変えることができますよ!
エアコンの故障の原因になる
室外機の汚れは、エアコンの故障の原因にもなります。室外機のフィンに汚れがたまると、目詰まりを起こし空気の移動を妨げてしまいます。そうすると室外機がうまく機能せず、エアコンに余計な負担がかかり故障の原因になってしまいます。
エアコンを長く使うためにも、室外機の汚れは最低限お掃除する必要があります!
うるさい音を軽減できる
室外機の内部に葉っぱやビニールなどの大きなゴミがプロペラに接触することで、室外機からうるさい音がする場合があります。
これらのゴミを取り除くことで、うるさい音を軽減することができます。「外からなんかうるさい音がするな...」と思ったら、1度室外機をチェックしてみましょう!
室外機の掃除の必要性を判断するポイント
室外機は外に設置されるものなので、基本的に雨や暴風にさらされても大丈夫なように、丈夫にできています。
室外機の掃除のタイミングを判断するのは、以下の症状が起こったときです。
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室外機の中や周りにゴミがたまっている
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室外機からブーンと異音がする
フィンやファン、室外機の中にゴミが溜まっていると故障の原因になります。
また、室外機から異音がする場合は、内部にゴミが溜まっている可能性があります。
次は、自分でもできる室外機の掃除方法をご紹介します!
自分でもできる室外機の掃除方法をご紹介
室外機の本格的なクリーニングは専門的な知識が必要になるので、自分で行うのはなかなか難しいです。
しかし、室外機周りや正面の吹き出し穴、裏側のフィンに詰まった汚れの掃除などは自分でも行うことができます!それでは詳しい掃除方法を見ていきましょう。
室外機の分解、無理な位置移動は故障の原因になるので注意しましょう!
室内機と繋ぐ配管などが痛んでしまう可能性があります!
外側の汚れ
・ほうき
・雑巾
・使い古した歯ブラシ
手順
- ホコリを落として雑巾できれいに拭く
- 網目状の部分は歯ブラシでゴミを掻き出す
- 泥汚れを雑巾で拭く
室外機の外側の汚れは、ほうきでサッと落としてから雑巾で拭いてきれいにしましょう。
正面の網目状の部分は、特に汚れがたまりやすい箇所です。歯ブラシなでの細いブラシを使ってゴミを掻き出しましょう。
室外機は外に置く用に作られており、雨を受ける前提で作られています。そのため、水を使って掃除をしても全く問題なしです!
泥汚れがついている部分を水で濡らした雑巾で拭きましょう。
泥汚れがひどい場合は、水で洗い流してから雑巾で拭くのがおすすめです。
フィン
フィンは室外機の裏側にあります。繊細な部分なので慎重に掃除しましょう!
・ブラシをつけた掃除機
・使い古した歯ブラシ
手順
- ブラシをつけた掃除機でゴミを吸い取る
- 細かい汚れを歯ブラシで取る
掃除機のブラシ部分だけが室外機の後ろに触れるようにして、ゴミを吸い取っていきましょう。
室外機の裏にある細かい金属の板はとても繊細で、少し指で押しただけで変形してしまいます。
少しの歪みなら問題ありませんが、硬いものにぶつかったらすぐに壊れてしまうので、フィンの掃除は慎重に行うようにしましょう!
掃除機で取れなかった細かい汚れは歯ブラシを使って取りましょう。ここもブラシ部分だけが室外機の後ろに触れるようにしましょう。
吹き出しグリル
・ほうき
・掃除機
手順
- ほうきでゴミを取り除く
- 掃除機で残った汚れを吸い取る
まずはほうきで吹き出しグリル周辺の落ち葉やほこり、汚れを取り除きましょう。
室外機の下や奥側の汚れも気になりますが、無理にほうきを奥まで入れると故障や破損の原因になるのでやめましょう。
仕上げにほうきで取りきれなかった汚れや、奥に溜まっている汚れを掃除機で吸い取りましょう。吹き出しグリルは汚れがたまりやすい箇所なので、丁寧に掃除をしましょう!
まとめ
今回は自分でできる室外機の掃除方法をご紹介しました!室外機を掃除することで電気代が安くなったり、エアコンの故障を防ぐことができます。なかなか頻繁に掃除する箇所ではありませんが、年に1回、もしくは2年に1回の掃除を心がけましょう!
分解が必要な場合などは、無理に自分で行わず、専門の業者に依頼しましょう!