《目次》
新築から数年経ち、「外壁の汚れが気になってきたな...」と思っても、お手入れの方法が分からず汚れを放置していませんか?
外壁の汚れをそのまま放置すると、建物の劣化を早めてしまいます。
今回は、外壁の汚れの原因や、自分でできる外壁の掃除方法をご紹介します!
外壁掃除のやり方が分からない方、外壁の汚れが気になり始めた方は、ぜひ参考にしてくださいね。
外壁の汚れの原因は?
外壁の汚れの原因は、主に次の3つが挙げられます。
・都市型汚れ
・カビ・コケ・藻
・雨だれ
・鳥のフン
それでは、詳しい原因をみていきましょう。
都市型汚れ
外壁の汚れのほとんどは「都市型汚れ」と呼ばれる汚れです。
窓ガラスの固定や外壁ボードのつなぎ目には、油分が含まれています。この油分が雨などの影響で少しずつ溶け出て、排水口から排出されるホコリや大気汚染物質と合わさることで発生する汚れです。
窓や排水口周りに多い黒ずんだ汚れのほとんどは、この「都市型汚れ」が原因です。
この都市型汚れは油分を含んでいるため、雨では流れません。
カビ・コケ・藻
日当たりが悪く、湿気が多い場所に位置する外壁は、カビやコケ、藻に注意しましょう。
菌や胞子は汚れを好んでエサとするため、外壁の掃除を怠るとどんどん繁殖してしまいます。
雨だれ
雨だれは、窓のサッシや排水口の下に垂れる汚れです。雨水とホコリが一緒に流れて外壁に付着することで、黒い汚れになります。
近年の外壁材には、水を弾く疎水性の高いものが増えてきました。しかし、雨水に含まれる大気中の油汚れは、外壁に吸着すると汚れとなって現れてしまいます。
鳥のフン
外壁についた鳥のフンは悩ましいですよね、、外壁が黒いと、特に汚れが目立ってしまいます。
外壁についた鳥のフンは、乾燥すると風で舞い上がりやすくなり、吸い込んでしまうと健康にも被害を及ぼしてしまいます。そのため、見つけたらすぐに掃除をする必要があります。
鳥のフンの掃除方法は、のちほど詳しくご紹介します!
外壁の汚れを放置するとどうなる?
外壁の汚れを放置すると、汚れが落ちにくくなり、大掛かりな掃除が必要になってしまいます。
また、外壁の汚れを長く放置すると、外壁の劣化が早くなります。劣化が進み、撥水(はっすい)・防水機能がなくなると、雨水が建物に侵入して構造物を腐らせてしまいます。
構造物が腐ると、修繕に相当な費用がかかります。
このようにならないためにも、外壁の汚れに気づいたときにしっかりと掃除をすることが大切です。
家にあるものでできる外壁の掃除方法
外壁の掃除は、専用のアイテムが必要だったり、業者に依頼しないといけないイメージがありませんか?
汚れの程度にもよりますが、外壁は家にあるアイテムで掃除をすることができます。
それでは、掃除方法を詳しくみていきましょう。
用意するもの
・洗車用のスポンジ
・雑巾
・中性洗剤
手順
①水洗いする
まずはホースで外壁全体を水洗いして、ホコリなどの汚れを落としましょう。
汚れは下に流れるため、上からゆっくり洗っていきましょう。
②ぬるま湯で薄めた中性洗剤で汚れを落とす
水洗いだけでも十分汚れは落ちますが、頑固な汚れは中性洗剤とスポンジを使ってこすり洗いをしましょう。
中性洗剤は、ぬるま湯で20倍ほどに薄めたものを使用します。
③水で流す
中性洗剤を水で落としていきます。
洗剤が残っていると外壁の劣化につながるため、しっかりと流していきましょう。
このとき、コーキング部分には直接水を当てず、雑巾などで優しく汚れを拭き取ります。コーキングに直接水を当てると、ひび割れを起こし建物内部に水が侵入してしまう恐れがあるため、注意が必要です。
④乾燥させる
自然乾燥させれば、作業完了です。
厄介な鳥のフンの掃除方法
外壁についた鳥のフンは、外観を損ねるだけではなく、なかなか汚れがとれなかったり、悪臭を放ったりと、なにかと厄介ですよね。。。
次に、外壁についた鳥のフンの掃除方法についてご紹介します。
用意するもの
・中性洗剤
・ゴム手袋
・マスク
・新聞紙・ペーパータオル
・雑巾
・ブラシ
・ぬるま湯
・消毒用アルコール
・大きめのゴミ袋
掃除の前に
鳥のフンには病原菌やカビが潜んでいるため、直接手で触るのはNGです!作業の際は必ずゴム手袋を準備しましょう。
また、乾燥した鳥のフンは風で舞いやすくなるので、吸い込みを防ぐためにマスクをして作業を行いましょう。
手順
①乾燥しているフンをぬるま湯でふやかす
時間が経過してフンが固まっている場合は、40度程度のぬるま湯でふやかしましょう。
②新聞紙やペーパータオルで拭き取る。
ふやかしたフンを拭き取りましょう。拭き取る際は、鳥のフンが広がらないように、慎重に作業を行いましょう。
③水で薄めた中性洗剤をかけてブラシやスポンジでこする
中性洗剤を選ぶときは、研磨剤が入っていない商品を選びましょう。研磨剤が入った洗剤でこすると、外壁が傷ついてしまいます。
④ぬるま湯ですすぐ
汚れがとれたら、最後にぬるま湯でしっかりとすすぎましょう。
⑤アルコール消毒をする
仕上げに、除菌用アルコールを吹きかけて消毒をしましょう。
外壁を掃除する際の7つの注意点
自分で外壁を掃除する際は、いくつか注意点があります。
それでは、詳しくみていきましょう。
洗剤を使うときはゴム手袋をする
中性洗剤やカビ取り剤は、素手で触ってしまうと刺激を受けて手荒れの原因になります。作業をする際はゴム手袋を使用しましょう。
風がない晴れた日に掃除する
天気の悪い日に掃除をすると十分に乾燥できないため、外壁の掃除は天気の良い晴れた日に行いましょう。
風が強いとホコリが舞ってさらに汚れてしまうため、風がない日がおすすめです。
研磨剤を使わない
研磨剤は汚れと一緒に外壁の素材まで削ってしまいます。頑固な汚れがあっても、研磨剤を使うのは避けましょう。
とにかく優しく洗う
外壁を強く擦ると、表面の塗装が傷つき、汚れがつきやすい状態になってしまいます。外壁を洗う際は、優しくこするよう心がけましょう。
室内への水漏れ
外壁の掃除では水で汚れを落とすのが基本ですが、水をかける際は開口部などから水が室内に入らないように気をつけましょう。
特にサッシの隙間や換気口、キッチンの換気扇付近を掃除する際は水漏れしやすいので、十分注意して行いましょう。
高所作業での転落
2階などの高所を掃除する際は、脚立やハシゴを使って掃除をすることもあるかと思います。こういった作業をする際は、転倒に十分注意しましょう。
手の届かない場所の作業は、できるだけ避けるのが賢明です。安全第一を考えて、作業に取り組みましょう。
近隣への迷惑に注意する
ホースなどで水をかける際は、近隣に飛び散らないように十分注意をする必要があります。掃除を始める前に近隣の方に一言伝えて、トラブルを回避しましょう。
外壁の汚れがひどい場合は、、、
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まとめ
今回は外壁の汚れの原因や、自分でできる外壁の掃除方法をご紹介しました。
外壁の汚れは放置してしまうと、落ちにくい頑固な汚れになる上に、外壁の劣化が早くなってしまいます。
汚れが気になったら、今回ご紹介した掃除方法を試してみてくださいね。
高いところや汚れのひどい箇所は無理をせず、プロに依頼するのがおすすめですよ!