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「洗濯機から嫌な匂いがする」「洗濯機から変な音がする」と感じたら、排水ホースが原因かもしれません。
洗濯機から水が通る排水ホースは、実は非常に汚れやすい場所です。長期間使用していると汚れが蓄積し、徐々に黒ずみや悪臭が発生してしまうことも...。
最悪の場合、水漏れや洗濯機の故障を引き起こす場合もあります。
そこで今回は、洗濯機の排水ホースの掃除方法についてご紹介します!
洗濯機の排水ホースに掃除が必要な理由
洗濯機を普段使用していても、洗濯機の排水ホースの汚れを意識したことがある方は少ないのではないでしょうか?
私も洗濯機を設置してから一度も気にしたことがありませんでした...。
洗濯で出る排水には、衣類についていた皮脂汚れやホコリ、洗剤カスなどが含まれています。日常的にそういった排水が流れているホースの内側には、汚れが蓄積されてしまいます。
この汚れを放置することで、洗濯機の悪臭や詰まりなどの原因に繋がるんです。
何年も排水ホースの掃除を放置している人は、トラブルが起こる前に掃除を行いましょう!
排水ホースの掃除方法
排水ホースの掃除が必要な理由を理解した上で、早速掃除していきましょう!
掃除を始める前の準備
洗濯機のコンセントを抜いておく
電源を抜かなくても掃除することはできますが、洗濯機は電圧の高い家電製品です。万が一、漏電や誤作動が起こると非常に危険なので、コンセントを抜いておきましょう。
水道の蛇口を閉めておく
水道の蛇口を開けたままにすると、洗濯機を動かした際に給水ホースが外れて周りが水浸しになる可能性があります。
蛇口を閉めておくことで、安心して掃除ができますよ!
掃除の手順
- 漂白剤
- 歯ブラシのような細いブラシ
- じょうろまたはやかん(注ぎ口が小さいもの)
- バケツまたは洗面器のような桶
- ラップ
- 輪ゴム(1〜2本)
1.洗浄液を作る
ホースを洗うための洗浄液を作りましょう。漂白剤を水で50倍ほどに薄めた液を作り、やかんやじょうろに入れます。
2.排水溝からホースを外す
排水ホースを外す際、ホース内に残っていた水が流れ出すことがあります。床に雑巾などを敷いておくと床を汚さなくて済みますよ!
3.ラップと輪ゴムを用意しておく
5のステップで使用するラップと輪ゴムを準備しておきます。
4.ホースに洗浄液を注ぎ入れる
ここからは洗面所が汚れないように、お風呂場で作業するのがおすすめです!
排水口から外したホースへ、先ほど作った洗浄液を流し入れます。
排水ホースの口は常に上にしておかないと、洗剤液が流れ出してしまいますので注意してください。
5.ラップと輪ゴムで蓋をする
排水ホースの口にラップをかぶせ、洗浄液がこぼれないようにしっかり輪ゴムでとめておきましょう。
輪ゴムは1本でも十分ですが、不安な場合は2本巻きましょう。この状態で30分ほど放置します。
この際ホースを横にしても大丈夫ですが、念の為バケツの中に入れ立て掛けておくと良いです。
6.振り洗いする
30分ほど経ったらホースを振り内部を洗います。ホース側面についている汚れを落とすイメージで、縦や横に優しく振りましょう。力を入れすぎると、口から水が漏れてしまうので注意してください!
7.洗い流す
中に溜まっている水をバケツや桶に移し、ホースの中を2〜3回ほど水で洗い流します。やかんやじょうろを使うと楽に注ぐことができますよ。
この時に汚れが気になる場合は、歯ブラシで擦り洗いしましょう。
8.排水ホースを排水口にセットして完了
乾燥させる必要はないので、汚れを落とし終わったら排水口にセットしましょう!
排水ホースの理想的な掃除頻度
洗濯機の排水ホースの掃除を頻繁に行うのは大変ですよね。
しかし定期的に掃除を行うことで、悪臭を防ぐことができます。
理想的な頻度としては半年に1回のペースで掃除を行うことをおすすめします。少なくとも1年に1回は掃除しましょう。
どうしても掃除ができない場合には、新しいホースに買い替えるのもおすすめです!
排水ホースを清潔に保つ方法
定期的な掃除も大切ですが、排水ホースが汚れないように気をつけることで、掃除の手間を減らすことができます。
そこでホースを清潔に保つ3つのコツをご紹介します!
洗濯物を入れすぎないようにする
洗濯機に大量の洗濯物を入れると、その分水をたくさん使用することになります。
そのため排水ホースに負担がかかってしまいます。
排水ホースが早く劣化してしまう原因になるので、規定洗濯容量の7割ほどの量で洗濯することをおすすめします。
洗濯機を使わないときは蛇口を閉める
蛇口を閉めておくことで、排水ホースを含む他の洗濯機のパーツにも負担がかからなくなります。また洗濯機の劣化を遅らせることができるので、できる限り蛇口は閉めておくようにしましょう。
こまめに洗濯槽やフィルターを掃除する
家族が多い家庭や洗濯の頻度が高い場合には、洗濯槽を1ヶ月に1回掃除しましょう。
一人暮らしの方や洗濯の頻度が少ない場合には2ヶ月〜3ヶ月に1回の頻度で行うことが望ましいです。
定期的に洗濯槽の掃除を行っていれば、排水ホースや排水口は汚れにくくなりますよ!
まとめ
排水ホースの汚れを防ぐには、糸くずやごみをできるだけ流さないことが大切です!
糸くずネットにたまっているごみは溜めずに、頻繁に捨てるよう心がけましょう。
家にあるもので掃除できるので、何年も排水ホースを掃除していない方や、洗濯機周りの異臭が気になる方はぜひこの機会に掃除してみてください!